『エンジニア採用最前線』に感化されて2週間でエンジニア主導の求人票更新フローを構築した話
Kabuku Connect担当エンジニアの尾崎です。
今日は表題の通りエンジニア主導の求人票の更新フローを構築して、実際に求人票を更新したお話をします。
更新された求人票はこちらに掲載されています。
エンジニア採用最前線
カブクでは積極的なエンジニア採用活動を継続しています。エンジニアメンバーも採用面接という形で採用活動に参画しています。私も半年ほど前から採用面接に携わっています。私は採用活動に比較的興味を持ったので、良い面接の方法やエンジニアの立場で採用の力になれることを考え続けています。
ある日connpassを眺めていると、エンジニア採用最前線というイベントがタイムラインに流れてきました。これは学べることがありそうだと考え私は即座に参加を申し込みました。イベントはエンジニア採用に詳しい4人の方々のパネルディスカッションが中心で、HRの方とエンジニアの方が半々程度で参加していました。この場で学んだことは多かったのですが、当たり前ながら一番重要で、私にとって印象的だったことがありました。エンジニアの採用活動にはエンジニアの協力が大切だということです。
カブクのエンジニアはエンジニア採用活動に対して前向きです。特に決められたフローがあるわけではありませんが、面接の日程が決まると担当者が集まって応募者の資料を元に面接の進め方を相談しています。我々は新しく一緒に働くメンバーになるかもしれない応募者を面接することを楽しみにしていますし、より良い面接ができるように準備をしています。こういった風土なので、もう一歩エンジニア側からエンジニア採用に踏み込みたいと考えました。
求人票をgit-flowで
エンジニア採用最前線のパネルディスカッションで求人票をしっかり書くことが大切だという話題がありました。世間の採用に成功している(らしい)会社の求人票を参照するといずれも求人票の細分化が進んでいたり要件や業務内容が明確になっていることがわかりました。
カブクも自社サイトで求人票を公開しています。また、求人票の内容をベースに各種採用媒体へ求人を展開しています。求人票はHRのメンバーとCEOの足立によって更新されています。ここでエンジニアが求人票の更新に参画すればさらに求人票の質を高めることができるのではないかと考えました。また、求人票のコンテンツがバージョン管理されていないことに気づいたのでこの点も改善したいと考えました。
ランチタイムやコーヒーを淹れている時にエンジニアメンバーに求人票更新に参画する案を持ちかけるとみなさん乗り気でした。HRメンバー、CEOの足立に提案してみると、トントン拍子で話がまとまりました。
事が決まれば改善策は明瞭です。求人票の原本をGit管理下に移行しました。求人票は自社サイトプラットフォーム上でHTML形式で管理されていたので、まずは簡易にHTMLファイルをまるごと管理する方向でGitに落とし込みました。カブク自社サイトプラットフォームへの更新データの反映もとりあえずは手動です。自動化や最適化は管理のフローが固まってからやればいいと考えています。作業のフローは簡易化したgit-flowを採用しました。変更はdevelopブランチにマージし、一連の変更内容を確認いただいたらmasterブランチにマージしてカブク自社サイトに反映させる方針です。
3/19の火曜日にエンジニア採用最前線のイベントに参加して、木曜の春分の日を挟んで金曜日にはBitbucket上で求人票を管理できるようになりました。同日中にフロントエンドエンジニアの求人票について最初のプルリクエストを作成しました。最初のプルリクエストは月曜日にレビューが通りマージされました。この時点でフロントエンドエンジニアの求人だけ更新しても良かったのですが、同じタイミングで他の求人票も更新する方針になりました。一通りの内容を更新した後、4/1の月曜日にエンジニアの求人票を一括で更新しました。
今後にむけて
今回はエンジニアが求人票を更新できる環境を構築しましたが、継続的に求人票が更新される運用をしていきたいです。業務内容はより具体的に提示したいと考えているところです。また、要件が変わったり、開発チームの体制がかわったり、新しい技術スタックが取り入れられたときには求人票を更新できるよう務めます。
HRメンバーは普段Gitを使っていないので、今回の変更で求人票を更新する障壁が上がってしまったことは否定できません。十分なドキュメントとコミュニケーションベースのフォローアップでHRメンバーもGitを使った求人票管理ができる環境を作っていきたいと考えています。
ここまでのお話で紹介したとおり、カブクのエンジニアメンバーは採用に乗り気です。エンジニアが採用のためにできることは求人票の更新だけではありません。表題のイベントでも有効な施策の例がたくさん紹介されていました。エンジニア自身にとってもプラスになる方向でいろいろな施策を打ってみたいです。
おわりに
より多くの方にカブクの存在と魅力を知ってもらえるようになったらいいなあと考えています。今回の新しくなった求人票を見て興味を持ってもらえることがあれば、まずは会社に遊びに来てください。事業から技術まで、カブクのエンジニアが知りたいことにお答えします。
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